学校の先生と何が違う?予備校の講師に求められるものとは

予備校の講師の仕事は学力さえあれば務まるというわけではない

予備校の講師と学校の先生の違いを理解していない人は多い常にスピード感を持って丁寧に対応していく予備校の講師の仕事は学力さえあれば務まるというわけではない

授業が終わって生徒たちの質問にも答え終わったら、次の授業に備えて準備をする必要があります。
また、試験を実施したのであれば採点しなければなりませんし、試験内容の作成を任されることもあるでしょう。
これらの作業は学校の先生と変わりませんが、内容に関しては大きな違いがあります。
常に受験を意識する一方で、生徒たちが通っている学校の傾向も把握しておくことが大事です。
たとえば数学の証明問題の解の書き方は一通りではありません。
なかには学校で教えている方法以外の書き方をすると、得点をくれないような先生もいます。
それに抗議できる立場ではないため、学校での教え方に沿うように指導するのが原則です。
さらに、受験問題の傾向も年によって変わるため、そちらも隅々までチェックしておかなければなりません。
同じ傾向が10年以上続いていたとしても、突然がらりと変わるのはよくあることです。
そのため、講師陣のネットワークを駆使して、これらに対する情報を常に仕入れておくことが求められます。
通っている生徒や保護者は、最新の状況に対応した指導を受けることを望んでいるのです。
そのような期待に応えることも予備校で教える講師の大切な任務です。
保護者に安心してもらうためにも、定期的な面談を実施するのが一般的となっています。
学校の面談のように授業態度などについて話すこともありますが、テーマはほぼ成績のことに絞られているのが実情です。
模擬試験の結果を並べて、志望校の合格率やこれからの対策について話し合う場となります。
そのため、生徒を相手にするときとは違ったコミュニケーションの技術が必要です。
たとえば成績が悪い場合は、保護者の気分を害しないように気を付けながら、しっかりと事実を突きつけなければなりません。
それを聞いて感情的になる保護者もいますが、あくまでも冷静なスタンスで進めていくことになります。
このような多くの事情があるため、予備校の講師の仕事は学力さえあれば務まるというわけではないです。

首都圏の私立大学を中心にした「入学定員厳格化」による受験生への影響は相当大きい。
また、多くの予備校もこれほどの厳格化を予想できなかったため、A判定で不合格も多く出てしまっています。
文科省から大学に厳しい締めつけがあったと思うが、国の施策で受験生を巻き込むことは避けてほしかった。

— 西田 大(にしだまさる) (@masaru_nishida_) 2019年2月22日